甘いもの(砂糖)の取り過ぎが抜け毛や薄毛の原因に?

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甘いもの(砂糖)の取り過ぎが抜け毛や薄毛の原因に?

甘いものを食べ過ぎると、ニキビや吹き出物が出やすくなりますよね。頭皮も皮脂腺が発達していて、皮脂の分泌が盛んな部位です。大量に分泌された皮脂によって毛穴がつまることも。

シャンプーなどのヘアケアは正しく行っているのに、頭皮が脂っぽい、脂漏性皮膚炎のお悩みはよく耳にします。

「スイーツやパンが好きでほぼ毎日食べている」「ストレスでつい甘いものに手が伸びる」「残業中にお菓子で小腹を満たしている。」とのお話を問診でされます。

砂糖の過剰摂取で起こること

血糖値の急上昇

砂糖(特に精製された白砂糖)を摂取すると血糖値が急上昇し、それを下げるために膵臓からインスリンが大量に分泌されます。

このインスリンが男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌を促し、皮脂腺を刺激して皮脂の過剰分泌を引き起こします。

肌や頭皮の糖化

また、体内で余った糖はタンパク質と結合し、「AGEs(終末糖化産物)」という物質を作ります。この反応を「糖化」と呼びます。

「AGEs」は肌のコラーゲンやエラスチンを変性させ、弾力やバリア機能を低下させます。バリア機能が弱った肌は外部刺激を受けやすく、毛穴周辺の炎症が起こりやすい状態になるのです。

さらにAGEsはターンオーバーのサイクルを乱し、古い角質を毛穴に溜めやすくします。

腸内環境の悪化

砂糖は腸内の悪玉菌やカンジダ菌のエサになりやすい栄養源です。
摂りすぎるとこれらの菌が優勢になり、腸内フローラのバランスが崩れます。

腸内環境の乱れは、腸と皮膚が相互に影響を与えあう「腸皮膚相関(gut-skin axis)」によって肌に影響します。
腸のバリアが緩むと炎症性物質が血中に放出されやすくなり、全身の炎症レベルが上がって肌荒れやニキビの原因になります。

砂糖をどれくらい摂取すると頭皮に影響する?

WHO(世界保健機関)は、1日の遊離糖の摂取量を25g以下(角砂糖に換算して約6個分)に抑えることを推奨しています。
遊離糖とは、食品や飲料に添加された砂糖や、はちみつ・シロップなどに含まれる糖のことです。

「糖質」と「砂糖(遊離糖)」は別の概念なので白米などの炭水化物は含まれません。
お肌や頭皮のコンディションで問題になるのは、血糖値を急上昇させる「遊離糖」のほうです。

日常的に口にするお菓子や飲料に、砂糖がどれくらい含まれているかを見てみましょう。

食品・飲料砂糖含有量の目安角砂糖換算
ペットボトルジュース(500ml)約50〜55g約12〜13個
ケーキ1切れ約30g約7個
板チョコ1枚(ミルク)約25g約6個
アイスクリーム約20〜25g約5〜6個
菓子パン1個約20〜30g約5〜7個

食事を整えることで頭皮の脂っぽさが改善

砂糖やパン、加工食品をできる限り減らして、米飯、野菜やタンパク質、発酵食品中心の食事改善に取り組まれた女性の頭皮の変化です。

これまで皮膚科で処方された脂漏性皮膚炎の薬を塗ってもかゆみがあり、薄毛でお悩みでした。1ヵ月で頭皮の皮脂量が減り痒みも収まり、お薬は現在使っていないとのこと。

嬉しいことにお肌も爪も綺麗になり、身体は食べたものでできていることを身をもって体感されました。

育毛や発毛効果を高めるために、食生活では脂質や甘いもの、加工食品を控えめにし、野菜やタンパク質をバランスよく摂ることが推奨されます。

また十分な質の良い睡眠や適度な運動はホルモンバランスの調整に役立つので、合わせて取り組んでいくことをお勧めします。

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