休止期脱毛症とFAGAの鍼灸治療(育毛鍼)

目次

脱毛症の分類とFAGAの鍼灸治療(育毛鍼)

「分け目が目立つようになった」、「髪を洗ったときに頭皮が透けるようになった」、「抜け毛が増えて不安」など、薄毛に悩む女性は少なくありません。

女性の薄毛の原因は様々あります。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や低下症(橋本病)による脱毛もありますので、急に抜け毛が増えたときは病院で血液検査を受けられると安心です。

脱毛症の分類

1 毛組織破壊型

禿頭性毛包炎と呼ばれる疾患で、毛穴が炎症によって破壊されるとその部分からは永久的に発毛しません。この疾患はとてもまれですが毛組織が破壊されているので、鍼灸適用外となります。

2 毛幹障害型

いわゆる円形脱毛症です。自分のリンパ球(白血球)が、自分の毛(毛幹)を攻撃してしまい、その結果、切れ毛になってしまうという自己免疫疾患です。髪の毛を作っている毛球部に白血球が集まり攻撃するので、毛幹が障害されてガタガタになり弱い髪の毛が作られるため外力がかかって切れてしまいます。

毛球部で新しい髪の毛が作られて生えてくるまで2~3ヵ月なので、実際に炎症が起こったのは円形脱毛症の症状が出る2~3ヵ月前になります。

つまり円形脱毛後に鍼灸治療で炎症を消退させて、新しい髪の毛が生えてくるようになるのに約2~3ヵ月後かかります。円形脱毛症では回復期にガタガタの髪が正常な髪に押し出されて抜けるため、一時的に抜け毛が増えます。脱毛が広がっているように思われ不安になられる方もいらっしゃいますが、産毛が生えてきているのでご安心ください。

3 毛周期(ヘアサイクル)障害型

いわゆるFAGA(女性男性型脱毛症)で、女性ホルモンの減少などが原因で起こる薄毛の症状です。特徴としては前髪と頭頂が薄くなるケースが多いと言われています。

FAGAは、ヘアサイクルの乱れによって引き起こされます。ヘアサイクルとは、発毛と脱毛の周期のことで、毛髪は通常2〜6年かけて太く、コシのある状態に成長し、その後約2週間の退行期(毛根が退縮する時期)、さらに3〜4ヵ月の休止期(毛根が完全に退化している時期)を経て脱毛します。

その後同じ毛穴から新しい髪が生えて、再び2〜6年かけて成長する…というサイクルを繰り返します。

ところがFAGAになると、成長期の期間が極端に短くなったり休止期の期間が長くなったりします。このため細い髪が多くなり、抜け毛も目立つようになり、このような状態が長く続くことで徐々に薄毛を実感するようになります。

FAGAの鍼灸治療(育毛鍼)ではこのサイクルを正常に戻すことを目指します。

毛周期(ヘアサイクル)障害型の一つに休止期脱毛症があります。産後の一時的な脱毛もホルモンバランスの急激な変化による休止期脱毛症ですが、こちらはホルモンバランスが整うと戻るので心配ありません。

コロナ後遺症による脱毛も休止期脱毛症で、原因はサイトカインストーム、つまり免疫の暴走です。この種の休止期脱毛症は新型コロナウィルスだけでなく他のウィルス感染でも起こります。その他、休止期脱毛症の原因としては、持続性高熱、難産、外科的ショック、急激なダイエット、精神的ストレスなどが報告されています。また、脱毛を副作用とする薬の内服による休止期脱毛もあります。

休止期脱毛症やFAGAの鍼灸治療の効果は、病状によって異なります。これまで正常だった身体の機能が何らかの影響により異常になった場合、元の正常な状態に戻すこと、弱くなった機能をもとに戻すことが鍼灸治療では可能です。

育毛鍼の頻度と期間

薄毛になった期間が短い方は、早い方で3ヵ月、約半年ほどで髪が増えてきたことを実感されることが多いです。増えてくるまでは2週間に一度、増えてきてからは月に一度の治療が目安となります。

髪が減ってきてクリニックでの治療や育毛剤など1年以上試してみたが効果がなく、その後、鍼灸治療を開始された方など薄毛の期間が長い方は、変化が出るまでに時間がかかることが多いです。

生活習慣の乱れはFAGAの直接的な原因とは言えませんが、症状の進行に拍車をかける要因になるため、鍼灸治療と合わせて食生活の改善、睡眠時間の確保、FAGAにつながる危険因子となる喫煙、飲酒を控えていただけると治療期間も短くなります。

鍼灸治療は頭皮の血流改善のみならず、全身の自律神経やホルモンのバランスが整います。恒常的に血流量を維持できるようになりますので、頭痛、不眠や便秘などの不調も同時に改善され、また頭皮の動きが良くなることでお顔もリフトアップするといった嬉しい副次的な効果も期待できます。

初回キャンペーンでお得に、どんな治療なのかお試しできますので、お気軽にラインやメールからお問合せください。

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