講習会での学び 平畑先生によるコロナ後遺症セミナー

先日、ヒラハタクリニック院長、平畑先生によるコロナ後遺症セミナーに参加しました。

ヒラハタクリニック院長である平畑先生は日本で最もコロナ後遺症の診察をされていて、これまで診られた患者数は約8,000人以上。治療法もどんどんアップデートされています。

通常の診察に加え、深夜のオンライン診療、セルフケア動画の撮影、またテレビにも出演されてコロナ後遺症、コロナワクチン後遺症について世の中に正しい情報と知識を伝えるべく、寝る間も惜しんで患者さんファーストで活動されています。

セルフケア動画もたくさんYouTubeにアップされていて、その中でもプチリラクを利用したセルフケアをお伝えされています。

コロナ後遺症と一言で言っても症状は様々で、倦怠感、頭痛、不眠、息苦しさ、身体の痛み、動悸、食欲不振、咳の順に多いとのこと。

感染初期の症状が重いと呼吸器系の後遺症がでやすい。でもリハビリで治ることも多く、逆に感染初期の症状が軽いと倦怠感系の後遺症が出やすく、症状も長引きやすく、無計画なリハビリで悪化しやすいそうです。

軽い運動や散歩をすすめる医師もいるそうですが、慢性疲労症候群の症状が重いと逆に散歩で悪化してしまいます。なので、そのような患者さんはまずは午前中に日向ぼっこをしたり、5分の家事を休憩時間をとりながら、回数を繰り返すといいのがとか。真面目な人や頑張り屋さんほど、少し動けるようになると疲れるまで頑張ってしまい、その後ダウンしてしまい、改善しにくくなるそうです。

一番、注意しないといけないのが、「クラッシュ」(許容量を超えた運動、ストレス、頭脳労働によって、3日間寝込んでしまうほど動けなくなってしまう状態)。食事やトイレに行くのがやっとという感じで、起きていられない状態が3日続くと危険で、これを繰り返すとどんどん症状が重くなっていくそうです。

そして何より症状を悪化させてしまうのが、夫婦喧嘩や親子喧嘩。後遺症は罹った人でないとそのつらさがわからないから、元気な方からすると、いつまでだらけているのかとイライラしてしまいがち。コロナ後遺症は悪化すると寝たきりになり介護が必要となってしまうこともあるので、喧嘩をせずに気長に治るのを待ってあげる方が長期的にみると家族もお世話や介護の時間が減るので温かく見守ってあげたいですね。

実技では、実際にプチリラクを使った経絡に沿ったマッサージ方法、整形外科のリハビリや整骨院にある超音波治療器を使ったケア方法を学びました。

コロナ後遺症の患者さんは、自律神経が乱れていて、筋肉がガチガチになっているので、漢方よりも徒手療法、つまり鍼灸マッサージのような身体からのアプローチが一番効果が早く出ると話されていました。脚の経絡を刺激し、肩回りの筋肉、腰回りの筋肉を緩めてあげることで元気を取り戻し、患者さんが自分でマッサージして良い状態をキープすることで、自分で治せることができるという自信もつき、どんどん元気になっていかれるとのこと。

ヒラハタクリニックでも、保険診療とは別に、患者さんは筋肉を緩めるための電気や超音波治療を自費で受けることができます。また、平畑先生は、患者さんに自宅の近所で鍼灸治療を受けてみることも勧めていらしゃいます。

当院でも、風邪や新型コロナの後遺症による胃腸症状、ブレインフォグ、頭痛の患者さんを診てきましたが、数回の治療で良くなられています。学校に通えなかった中学生も数カ月で学校に通えるようになったり、若いほど回復は早いです。

平畑先生も鍼灸師の白川先生から頭皮鍼を学ばれていて、実際に治療で使っていらっしゃいます。当院でも頭皮のパルス鍼を全身治療で使うことが多いですが、頭皮の鍼はブレインフォグや頭痛、倦怠感に良く効きますよ!

講習会で平畑先生から直接教えてもらったセルフケアもお伝えできますので、新型コロナの後遺症や新型コロナワクチン後遺症でお悩みでしたら、お気軽にお問合せください。

一緒に写真撮影に応じて下さる気さくな先生でした。

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